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チャートの天気予報(株式投資) 第0号
発行日 2005年5月17日 (みほん)
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1 ダウ平均の天気予報
2 分足チャートの天気予報
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1 ダウ平均について
主に、日本株の「チャートの天気予報」を中心としますが、
最近、不安定な動きをしている米国株式市場が気になる人が多いので、
今日(5月17日)は、ダウ平均を取り上げましょう。
では、ダウ平均の日足チャートを見てみましょう。
最近、アメリカからのニュースでは、原油価格の高騰や、
自動車会社の社債の引き下げなど、不安なニュースが続きました。
そこで、ここ数日、ダウ平均は、弱い値動きとなっています。
さて、日足チャートでは、どう動いたのでしょうか。
4月29日の安値10048.12ドルから反発して、5月5日の10405.77ドルまで、
順調に上昇したのは、よかったのですが、その後、反落し、
5月13日まで、さえない動きとなりました。
なぜ、こうした動きとなったのか。
上記の「不安なニュース」の他に、
実は、日足チャートでは、5月5日の高値付近に、
200日移動平均線があったのです。
つまり、200日移動平均線に、株価上昇の頭を抑えられてしまったのです。
200日移動平均線が、文字通り「天井」の役割となったのです。
今回、順調に上昇したら、200日移動平均線にぶつかって、
下に落ちてしまったので、200日移動平均線がポイントとなるでしょう。
この移動平均線を上に抜ければ、強気とまではいかないのですが、
ダウ平均は、とりあえず底を打ち、堅調な展開を期待できるでしょう。
しかし、この移動平均線を抜けないで、うろうろするようですと、
弱気と見るべきで、軟調な展開が続くと思います。
さて、可能性としては少ないかもしれませんが、
200日移動平均線を抜いたことで、疲れて反落するということもあるかもしれません。
相場も人間と同じで、疲れるということがあるのです。
2 分足チャートの天気予報
分足チャートで、相場が大きく下落して、
大陰線が現れた時、どうするか。
その銘柄を保有している人には、気の毒な展開ですが、
それを見ていた人にとっては、チャンス到来です。
急落して、板が薄くなったところで、うまく買い、
短期的な反発を狙うでしょう。
さて、どこまで反発するか。
これは、うまく行っても、大陰線の半分程度だと思います。
もっと反発を狙うのは、無理があると思います。
なぜならば、もっと反発するということは、
大陰線を打ち消すような大陽線になってしまいます。
一般的には、安全を見て、大陰線の3分の1か、4分の1程度で満足すべきでしょう。
しかし、そんなに、あわてて売らなくてもよい場合もあるでしょう。
日経平均株価が堅調な展開で、相場環境がよく、
なおかつ午前中の「前半」の場合は、
大陰線の後、階段状に陽線が出て、
大陰線相当分の下落を取り戻すことがあります。
午後は、そうならずに、移動平均線が降りてくるのを待ってしまうケースが、
多いと思います。
(注意事項)
ここに書いたことは、あくまでも一般的なことです。
想定外のことが起きたら、すぐ損切りをして逃げるべきでしょう。
何しろ、大陰線自体が、想定外の事件でしょうから。
(見本) 発行は、週1回以上